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執筆者の写真望月 史郎

クラウド会計freeeの良いところ①

更新日:2019年11月15日

弊事務所では、クラウド会計freee(フリー)専門で会計税務サービスを展開しています。そこで、クラウド会計freeeのどこが良いところなのかを紹介したいと思います。


まずは以下の画面をみて、ダメなポイントを2つ分かりますでしょうか?

freee

【答え】


①現金がマイナスになっています。これは手許にある現金を表しています。


現金の金庫、または事業で使っている財布の金額が一致していることが目安となります。逆に300万円のプラスとなっていた場合、現金でそんな金額を持っているのはとてもまずい状況といえます。


②ジャパンネット銀行の実残高が帳簿金額と一致していない。



↓まずは以下を見てください。

①は、現在の処理済み会計帳簿上のジャパンネット銀行の残高です。

②と③は、まだ未処理(この場合29件が未処理)に、収入金額②と支出金額③があり、これを①に加減算すると、341,993円+701,739円-422,162円=621,570円となります。

銀行の実際の残高である129,577円とは、491,993円も差が生じています。その差分は、支出項目が少ないなどが考えられます。そのため、網羅的に、かつ、正確に処理できていないとすぐにわかります。


なお、①+②-③=④が成立している場合、銀行の収入・支出金額は、すくなくとも網羅的には反映されているといえる(細かいことをいうと、網羅的でない場合もあり得るが、9割問題ないといえる。正しく仕訳ができているとは限りません)。


このことから、何が言えるのでしょうか?


これは、会計帳簿のド基本である「現金残高」と「預金残高」を初見で間違っていないかを確認できるといえます。

少なくとも、上記のように、現金残高がマイナスや、帳簿の預金残高が銀行の実際残高と一致していないという、きわめてお粗末な状況は、すぐに確認できます。


そんことは当然だと思うかもしれませんが、これがなかなかできていない帳簿が多い。


このレベルですと、簿記を知らないひとでも気づくことができる仕組みがあるといえます。


これがfreeeで実施する良い点の1つです。


経営者であれば、どんなに忙しくてもこの2点ぐらいは、問題ないことを確認すべきだと思います。



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