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執筆者の写真望月 史郎

月に一度、自分のビジョンを見つめ直すことの重要性



日々の忙しさの中では、自分のビジョンを忘れがちです。忙しいとは、まさに「心を亡くす」と書くように、自分が本来持っている心のビジョンや理想像が頭の中から抜け落ちてしまっている状態になりがちだと考えています。だからこそ、日々が忙しすぎて思考停止状態になってしまうのは理解できますが、少なくとも月に一度は、意識的に自分が本当に望んでいること、目指している姿を思い出す時間を大切にしてみませんか?


潜在意識に働きかける願い

人間の意識は大きく顕在意識と潜在意識に分かれていると思っています。顕在意識は私たちが普段気づいている意識ですが、その背後には大きな力を持つ潜在意識があります。この潜在意識にポジティブな影響を与えることができれば、自然と顕在意識もポジティブな方向に引っ張られていきます。そのため、自分の願いを単なる「なりたい姿」ではなく、「すでにそうなっている」という感覚で繰り返し心に描くことがポイントだと思っています。とはいえ、これを実践するのは簡単なことではありません。


願いを現実に引き寄せるために

俳優や女優が役になりきるように、私たちも自分の理想の姿を心の中で演じる必要があります。単に「こうなりたい」と願うだけではなく、そうなっている自分を実際に思い描き、その振る舞いを現実に移していく。この思考プロセスは、潜在意識にまで浸透し、やがてその状態が当たり前となっていくのです。


アイデンティティとは、顕在意識だけでなく潜在意識にも根付いたものです。例えば「私は優しい人間だ」と感じるためには、日常の中で自然に優しさを発揮する経験を積むことが大切です。これと同じように、なりたい自分があるなら、それが当たり前になるまで繰り返し願い、潜在意識に刷り込んでいく必要があります。話は少し変わりますが、だからこそ家庭という環境で、子ども達をほめ、自分たちの価値が高いことを思わせる親の声が大切だと思っています。社会に出ると、会社という環境では、ほめる文化がない会社も多く、そんな経営者の下では成長が遅れるのは当然だと思っています。


願いを現実にするための習慣

願いはただ頭の中に置いておくだけでは足りません。それを現実にするためには、具体的に行動に移す必要があります。紙に書き出す、声に出して言う、目に見える形で常に意識に置くことが大切です。例えば、スマホの待ち受け画面に目標を書いたり、メモを貼ったりすることで、自然に願いが日常の一部となっていくと思っています。


自分を大切にすることの大切さ

願いを追い求める過程では、まず自分自身を大切にすることが重要です。自分を大切にし、満たされた状態で他者と向き合うことが、幸福への第一歩です。幸福感は、①オキシトシン、②セロトニン、③ドーパミンの同時放出によって得られるものです。日常ではオキシトシンとセロトニンを満たしつつ、時折ご褒美的なドーパミンを得ることで、バランスの取れた幸福感を維持できると感じています。


願うことは、決して悪いことではありません。願うときに抵抗感がある人は要注意です。意識的にまずは願ってください。もちろん、願うだけでは叶わないです。でも、まずは願うこと、イメージすることから何事も始まります。願うことは、自分を成長させ、人生を豊かにするための第一歩です。繰り返し、あきらめずに願い続けることが、自分のビジョンに近づくための鍵だと信じています。

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