記事の目次
・法定相続分とは
・法定相続分
・法定相続分はあくまで目安の割合
・法定相続分を活用する場面
法定相続分とは
法定相続分とは、民法で定められた「法定相続人が有する相続分の割合」のことをいいます。
遺産分割協議では、各相続人が取得する遺産の目安として使われますので、各人がどれだけの割合を持つのかを把握することが、遺産分割協議でのポイントになります。
法定相続分
法定相続人の順位ごとに、遺産分割の目安は以下の通りです。
法定相続分は目安の割合
法定相続分は、遺産分割協議の際に、遺産の配分割合を決めるための「目安」として使われるものです。
ただし、相続人全員が同意すれば、別の割合で分割することも全く問題はありません。
法定相続分を活用する場面
法定相続分をて活用するのは、以下の2つの場面です。
・遺産分割協議
・遺産分割調停
遺産分割協議では、法定相続分が一つの参考基準として活用されます。
ただし、これはあくまで参考にすぎず、必ずしも法定相続分に従って分割する必要はありません。
それでも、遺産分割案を検討する際には、法定相続分が重要な指針となります。
また、遺産分割協議で分割方法が合意に至らなかった場合には、家庭裁判所での遺産分割調停を通じて分割方法を決定することになります。
家庭裁判所に申し立てを行い、調停または審判により遺産の分割方法を決めるのです。
審判においては、家庭裁判所が法定相続分に基づいて遺産を分割するよう指示するのが一般的です。
まとめ
ご家族が亡くなられた際の法定相続分について、お分かりになりましたでしょうか。
法定相続分は相続人の関係性によって決まり、遺産分割の基準となる重要な指針です。
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