たくさんの人が、ビジネスは「運」の要素が大きいと思っています。どんなに優秀な経営者でも上手くいっていない事業もあったりします。確かに運が良くタイミングで重なったことが成功につながったときもあるでしょう。しかし、経営の本質は運任せではいけないと思っています。できる限りを尽くしたうえで、天命を待つような形があるべきだと信じています。できる限りとは、考え抜くこと、やり抜くことだと思いますし、そこはまさに計画的で戦略的なアプローチを考えたり、苦手でつい逃げたくなる数字をリアルタイムで向き合うことにつながっていると思います。
例えば、筋トレをして体を鍛えるのと似ています。強くなるためには、トレーニングの計画とその進捗を管理しなければなりません。経営も同様に、戦略的に目標を設定し、経営の「筋肉」を鍛えるためのプロセスが欠かせません。その負荷は、そのトレーニング時点でマッチした計画にしないと意味がありません。そのために、現実を直視するために、数字で考えていく必要があります。
成功企業の共通点は「戦略」と「数字」
成長している企業は、徹底した戦略と数字に裏付けされた意思決定をしています。たとえば、あるスタートアップが急成長したケースを考えてみましょう。彼らは、単にプロダクトを売り出すだけでなく、マーケットのニーズをリサーチし、どのタイミングで資金調達を行うか、どの程度の売上が必要かを明確にした上で、戦略を立ています。ちゃんと考え抜き、そして適応していました。 一方で、財務状況が悪化してから対策を取る企業もあります。これは、筋トレを怠って、つまりは、計画もなく、数字に向き合いもせず、現状追認だけを繰り返し、悪くなってからリハビリを始めるようなものです。計画的に体を鍛えるのではなく、何もしない結果、ただ悪化してしまう。このような企業は、数字を軽視し、戦略的な計画を持たないまま突き進んでしまうことが多いのです。
具体的なアクション:今すぐやるべきこと
成功は運任せではなく、実際に行動を取ることしか掴めないと思っています。ガチ勢になりたいなら、今すぐ以下の3つを始めてみてください。
月次の財務レビュー
経営者として、毎月の財務データを確認し、キャッシュフローがどう動いているかを把握することは最低限です。毎日の体重や筋力の記録を取るようなもの。数字を見ないと、今自分がどの位置にいるのかが分かりません。
将来の予測を立てる
来月、半年後、1年後のキャッシュフローや売上予測を立てましょう。これは、現状の筋力をベースにして、いつまでにどれだけ成長できるかを決めて、見積もることと同じです。未来を決めて、それを目指して戦略を立てることで、成長できる勝ち筋が見えてきます。
戦略的意思決定
数字に基づいた戦略を立て、その戦略に従って実行していくことが大事です。もちろん、すべて計画通りにはいかないので、計画どおりにいかない場合の計画も作りましょう。筋トレで言うなら、予定していたセットやトレーニングプランができなかったとしても、全体の負荷の総量を拾いにいくようにプランを再構築しましょう。何も考えずに成長することはありません。ビジネスでも同様です。適切な戦略なしには成長はできません。
最後に 未来は自分の手で作る
くりかえしますが、経営の成功は運ではないと言い切りましょう。徹底した戦略と、リアルタイムでの数字の把握が成功につながっていると思います。数字を見て、客観的にそこから学び、未来を設計することで、運任せではない成長が得られます。 真剣に、情熱的に泥まみれで生きていく、そんなガチな生き方でもいいんじゃないでしょうか。
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