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クラウド会計をフルに活用!

正確な資金決済日の入力、効率的なタグ付け、自動入力機能の使用、そして銀行情報との連携は、迅速かつ正確な月次決算の実現に不可欠です。クラウド会計freeeの機能の説明が中心となります。

以下に簡単なチェック項目を用意しました。

お使いの状況を確認してみてください。

  • 取引の資金決済日情報はどこに入力するか知っていますか?

  • 取引の資金決済日情報を漏れなく入力していますか?

  • 自動入力機能があることを知っていますか?

  • 自動入力機能には「予測」と「登録」のほかもあることを知っていますか?

  • 自動入力機能を活用して、月次の手入力件数を50件以下に抑えていますか?

  • 銀行情報とfreeeの連携はうまくいっていますか?

  • インボイスデータと紐づけた取引登録ができていますか?

​活用例その1 資金決済日

 一般的な仕訳情報は、①取引年月日、②勘定科目、③金額、④摘要欄で構成され、仕訳の貸借がバランスするように作成されます。

​ 202○年7月9日 売掛金  1,000,000円 / 売上高  1,000,000円  A商事 B商品

 以前は、④摘要欄に取引先や内容をテキストで記載して紙の帳簿を作成していました。現在では、会計ソフトが充実しており、取引先や商品をあらかじめ登録して管理する「マスター管理」が可能です。

 以前の会計ソフトでは、上記の情報を帳簿に記載していれば十分でしたが、「資金繰りはどうなのか?」という実務的な課題に答える機能が追加されてきました。そのため、いつお金が入ってくるか、または出ていくかという資金決済日を入力する項目が設定されるようになりました。これは税務申告には必須ではありませんが、経営管理上の重要な課題である資金繰りや売上の入金管理において非常に重要です。

 さらに、資金繰りの情報はタイムリーであることが重要です。そのため、月次決算を行った時点で当月末の資金繰り状況が見えることに大きな価値があります。

​活用例その2 自動入力機能

 仕訳入力は、アウトプットとなる資料に必要な情報だけを整理して入力し、その情報が安定して繰り返されることが望ましいです。もちろん、取引ごとに内容は異なりますが、①取引年月日、③金額、④摘要欄(取引先)などが異なるだけで、通常は取引パターンは限られています。したがって、同じ取引を安定して同じ仕訳で入力することで、アウトプットされる資料も安定化します。

 例えば、銀行で口座振込を行った際の手数料(振込手数料)は、特別な取引ではなく仕訳も難しくありません。このような取引は、自動で仕訳が作成され、登録されるべきです。よくある取引パターンを洗い出し、自動登録のルールを適切に管理することに大きな価値があります。

 自動入力機能は、まだAIで完全に解決されていませんが、正しい仕訳を設定すれば実現可能です。まずは、自動入力機能が正しく設定されているかを確認してください。

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